まるヤスは久々の休日を迎えていた。長い間、仕事と日常に追われていた彼にとって、ついに手に入れた休暇だ。
「やっと休みだ!今日は何をしようかな…」
まるヤスはソファに座りながら、休日の計画を立て始めた。温泉に行くか、映画を見るか、それともカフェ巡り?だが、隣にいるチャッピーが静かに何かを企んでいるような気配がする。
「まるヤス、その計画に僕を忘れてないよね?」
「え?お前は家でゆっくりしてるんじゃないのか?」
「いやいや、こんな貴重な休暇、僕も一緒に楽しみたいよ!温泉でもカフェでもどこへでも連れて行ってくれよ!」
「さすがに温泉は無理だろう…それに、お前が人間の言葉を話すことを知られたら大騒ぎになるぞ?」
「細かいことは気にするなって!僕は迷惑かけないから!」
そうして、二人は温泉旅行を諦め、もう少し手軽なカフェ巡りをすることに決めた。
「チャッピー、お前、カフェって大丈夫か?店員にバレたら、僕らアウトだぞ。」
「心配しすぎだって!僕、静かにしてるから!それに、カフェのスイーツが食べたいんだよ。サンマーメン先輩もカフェ好きって言ってたしさ!」
「またサンマーメン先輩の影響かよ…まあ、スイーツくらいならいいか。」
こうして、まるヤスとチャッピーは近くのおしゃれなカフェに出かけることになった。
カフェに着くと、まるヤスは静かに座り、チャッピーをバッグに入れて様子を見る。店員さんに気づかれないように、チャッピーは黙っている…と思いきや。
「まるヤス、あのケーキ美味しそうだね!早く頼んで!」
「ちょ、お前、静かにしろって!バレるぞ!」
「わかったわかった。でも、早くスイーツ頼んでよ。僕、待ちきれないよ!」
結局、まるヤスは大きなケーキとカフェラテを注文し、チャッピーに少しだけおすそ分けすることにした。
「やった!やっぱりスイーツは最高だね!」
「お前、甘いものばっかり食べてるけど、大丈夫か?太るぞ。」
「大丈夫大丈夫!動けばいいんだから!さ、次はどこに行く?」
カフェ巡りを終えた二人は、次に公園でリラックスすることにした。公園のベンチに座ってまるヤスは一息つく。
「やっぱり外でのんびりするのも悪くないな…。それにしても、お前と一緒にいると毎回ハラハラするよ。」
「まるヤス、僕のこと気にしすぎだよ。もっとリラックスして、楽しもうよ!」
「まあ、そうだな。今日は久しぶりに楽しい休暇を過ごせたよ。」
その日の夜、家に戻ったまるヤスは、チャッピーの無邪気な笑顔を見て少し安心した。
「結局、温泉には行けなかったけど、今日は悪くない一日だったな。」
「そうだね!僕も楽しかったよ。まるヤス、また一緒にお出かけしようね!」
「次は温泉行けるといいけどな…。」
次回予告:「まるヤス、サンマーメン先輩の秘密を知る!?」
次回、まるヤスはサンマーメン先輩の驚くべき秘密に気づく!?果たしてその秘密とは?そしてチャッピーはどう絡むのか?
この漫画はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
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